絵師: Shotei Takahashi
作品名: Mt Fuji from Okitsu
日付: Not set
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情報源:
Japanese Art Open Database
浮世絵(全 17,130 件)を表示...
画題等:
Friday, 6 January 2006 高橋弘明 木版画 『浅き波』孚水書房版 高橋松亭(たかはし・しょうてい) 本名、松本勝太郎(かつたろう)は、明治4(1871)年1月2日、 浅草向柳原町(現東京都台東区浅草橋)に生まれました。 伯父松本楓湖(ふうこ)に日本画を学び、後に高橋家養子となりますが、 松本姓に関連する「松亭」の号は楓湖が与えたと考えられます。 15・16歳頃から宮内省外事課に勤め、外国の勲章や役人の制服の スタイル画などを描いていましたが、その後、小学校教科書・雑誌・ 新聞などの挿絵もてがけるようになります。 明治40年、古錦繪商(こにしきえしょう=浮世絵版画店) 前羽(まえば)商店で浮世絵版画の複製制作に関わっていた際、 渡邊庄三郎(わたなべしょうざぶろう=大正〜昭和の版元。 松亭や伊東深水、川瀬巴水といった絵師が描いた版下絵をもとに 彫師・摺師とともに木版画を制作した。)の依頼で、輸出用に、 日本的特長のある山水人物等を描いた木版画約10点を試作、 販売します。 これらは好評を博し、以後、渡邊版画店で多くの「新作版画」を 制作するようになり、海外に輸出されました。 また、渡邊庄三郎の提唱した新しい時代の芸術的浮世絵版画で ある「新版画」の代表作でもある現在の大田区を描いた連作 『都南八景』『雪月花』(大正10・11年)も制作されました。 これら松亭の版画は、関東大震災までに大小合せて 500点以上が制作され、海外での人気を確立し、 現在でも多くのファンが存在します。 大正10(1921)年健康を祈念し「弘明」に改号しますが、 すでによく知られた「松亭」も併用しています。 関東大震災後も渡邊版画店から版画を出版していますが、 さらに、昭和初期〜15年頃にかけては、孚水(ふすい)画房、 尚美堂(しょうびどう)(田中尚美堂・東京尚美堂とも呼ばれる)、 美術社といった版元でも多くの版画を制作しています。 昭和20(1945)年2月11日、東京府荏原区上神明町(現品川区) で風邪から肺炎を併発し逝去しました。 享年76歳。 作品名 浅き波 作品の技法・製作年 木版画・昭和初期 孚水(ふすい)書房版 真作保証いたします。 作品・額縁の大きさ 画面サイズ 39