絵師: Mishima Shoso
作品名: Waiting For Spring - 春待
日付: 1910
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情報源:
Ohmi Gallery
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画題等:
From the magazine Bungei Kurabu Vol. 16 No. 16. A bijin views a scroll painting. Kuchi-e prints were foldout prints placed at the front of Japanese literary magazines in the 1890s to about 1910. This edition dates to that period. From www.jissen.ac.jp/bibi/webmuse/web_modern_print/web_m_harumati.html: 春待 『文芸倶楽部』16巻16号口絵 三島蕉窓(1856-1928) 紙 木版 多色刷 30.7×22.2cm 実践女子学園蔵 三島蕉窓 春待 この作品は明治28年に発刊した文芸雑誌『文芸倶楽部』(博文館)16巻16号(明治43年12月)の口絵として制作された木版画です。硯友社の作家から博文館主の婿となった大橋音羽が編集し、武内圭舟、水野年方ら人気挿絵作家に巻頭口絵を飾らせた『文芸倶楽部』は、当時としては比較的贅沢な雑誌でしたが、2万部〜3万部を発行する人気を誇りました。木版口絵は、大正3年まで続けられ、三島蕉窓は多くの号の口絵を担当しています。 良家の婦人らしき女性が床の間に掛け軸を掛けている場面を描いています。 竹製の花器には菊の花が活けられており、 月が描かれた掛け軸 を取り出したところと見えます。さめ小紋の着物と 半襟や襦袢の色のとりあわせから、女性の趣味のよさが伝わります。女性が文人風に絵 を見たり描いたりする主題の流れをくむ 「絵を見る女性」の図様として見ることもでき、 江戸の風情を残す暮らしの一場面がうかがわれます。掛軸の画面右下の朱印は「衛」と読め、 蕉窓の諱を表しています。