歌川豊国による浮世絵「「中どん 松本幸四郎」」

Utagawa Toyokuni I, 歌川豊国 (豊国〈1〉)による浮世絵「「中どん 松本幸四郎」」

作者:歌川豊国

作品名:「中どん 松本幸四郎」

制作年:1812

詳細:詳細情報...

情報源:演劇博物館デジタル
浮世絵(全 46,631 件)を表示...

説明:

落款から文化9年末から文化10年1月頃のものと推定したが、この時期に「中どん」という役名で松本幸四郎が出演していた記録なし。しかし本図の背景に描かれている背景から楼閣内を描いたものと思われるため、上記期間中に幸四郎が本図のような役を勤めた文化9年11月市村座「雪芳野来入顔鏡」に該当すると判断した。ただしこの上演時の幸四郎の役名は「稲村崎の附馬の子小兵衛」(役割)、「小兵衛」(絵本・役者評判記)であり、本図の役名「中どん」ではない。絵本番付では「小兵衛」が五建目と六建目に描かれているが、本図の幸四郎の扮装から五建目ヵ。附馬は吉原の若い衆なので、中どんでもおかしくない。

画像をダウンロード

類似の浮世絵