絵師: 歌川豊国
作品名: 「四郎兵へ 松本幸四郎」
日付: 1811
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情報源:
演劇博物館デジタル
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画題等:
辻番付役名「根津の四郎兵衛」。絵本番付では四郎兵衛は三幕目から七幕目まで全てに描かれているが、本図のような扮装と様子に一致する場面はなし。六幕目もしくは七幕目を描いたヵ。画中の背後に描かれるのは、三津五郎の紋を使用した暖簾。文化9年正月評判記『役者出世咄』には、「[さじき]茜染に帯刀二やく四郎兵へおよしにふられ悪心眼中から顕はるゝなとはうまい事/\長吉が二階より下るを見て殺しても金を取んとの手段此立受取ましたぞ渋やの内にてかんざしをせうこに秀至をたばかる仕内秀至丈と水場の立大ひやうばんであつたぞ[わる口]四郎兵へが其時の衣装古きもめんのひとへものにて出られしは駕籠人足と同やうに見へましたちりめんか但しは太織のじゆばんにても着られたら面白からふ今に水中へ入又どろをぬる共高金を取人は当りまへじや是にかぎらず狂言の度毎に衣装は御ふ足/\古きひとへ物では水へ入ぬまへから見物が高麗やも水へ這入と思ふなり」とあり。