歌川国貞による浮世絵「「悪源太義平 嵐吉三郎」」
作者:歌川国貞
作品名:「悪源太義平 嵐吉三郎」
制作年:1839
詳細:詳細情報...
情報源:演劇博物館デジタル
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説明:
本図に該当する絵本番付の四建目返しでは、三人の役名が異なる。また『続歌舞伎年代記』でも「同(四立目)藤太、吉三郎、女六部、杜若、田舎娘、紫若三人だんまり」とあることから、本図は実際の上演に即していない事がわかる。なお、辻番付の口上には、予定していた役者が他座へ出演したために顔見世興行をできないので本興行を霜月狂言として上演する旨が記されており、さらに天保11年正月刊役者評判記『役者金剛力』の岩井紫若評で「顔見せは中村座にて女形座頭のお役なれど初日もおそきゆへ二の替りに評を加へ升ふ」、嵐吉三郎と岩井杜若評にも初日が遅れていた事が記されている。この事から11月の興行自体が色々と問題があって実際に上演されるまでに時間がかかっていた事が推測される。そのため、本図は辻番付が作成された頃の配役を反映して作られた予定稿と思われる。 辻番付・役割番付役名「悪源太義平」、絵本番付役名「たゞもと」。
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