絵師: 歌川国貞
作品名: 「丹右衛門 中村歌右衛門」
日付: 1814
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情報源:
演劇博物館デジタル
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画題等:
歌右衛門の江戸下りの時期、市蔵との同座状況により考証した。城五郎と丹右衛門が対面するのは二幕目のみ。役割にある「四冊目 円覚寺の会合に茶湯の祝言」の場面に相当する。初演台帳、評判記の記述をみると、歌右衛門が持っているのは城五郎よりとりあげた連判状だということがわかる。参考図016-0251には文化13年大坂角芝居の同場面が二枚続で描かれている。同じく文化13年の上演でロ15-00458-026には連判状をもつ丹右衛門が描かれている。中之島図書館にこの上演の台帳が残るが上巻が欠けているため、該当場面なし。 評判記文化12年正月刊『役者譬節』中村歌右衛門条「円覚寺の場にて鳴見が手まへの茶をのみ 女房の顔を見ておどろき毒の廻るくるしみの仕打よし 後ニ連判状を焼捨 伴作を殺して切腹迄大当たり/\」とあり。