絵師: 歌川国貞
作品名: 「貢伯母おみね 中村歌右衛門」
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情報源:
演劇博物館デジタル
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画題等:
貢と伯母の二人が登場するのは太々講の場と福岡貢切腹の場であるが、画中背景の積物から太々講の場と判断。本図が太々講の場であるならば、本図は3枚続の内の中・左図で右図はおこん<2>藤川友吉がくるヵ。日大絵本番付表紙には「松助病気全快ニて七月十五日返り初日双蝶々を少し削つて伊勢音頭を出スこれも大入也」の朱筆書き入れあり。 番付類の役名は「お栄」。文化12年正月の役者評判記『役者譬節』には「伊勢音頭に鳥羽のお栄 貢におふて下坂の刀をゆずり おこんのあいさつ 身の上の物がたり[サシキ]此物語をしづかに申されたらよかろふのにどふやらのり地のよふニ聞てあわれがうすうて残念/\ 鳥羽のまくに貢が切腹を不便ニ思ひ さいごをかなしむ迄こたへ升た」とあり。後に積んである白い箱は、御師が配った「一万度御祓い大麻」を入れた箱か。