絵師: 歌川国貞
作品名: 「羽生村金五郎 中村芝翫」
日付: 1818
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情報源:
演劇博物館デジタル
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画題等:
幸四郎、芝翫、三津五郎、半四郎の四人が揃って辻番付と絵本番付の二番目序幕に描かれている。しかし、本図の該当場面として可能性のある絵本番付の二番目大切の場面では幸四郎が描かれていない。以上のことを踏まえ、本図の上段二枚は二番目序幕を、下段二枚は二番目大切の場面を描いたと考えられ、異時同図の作品と捉えることが出来る。絵本番付に該当場面が無いこと、病気で出勤していない芝翫が描かれていることから、この作品は辻番付が出された段階の予定稿として描かれた作品であると考えられる。 辻・役割番付は「羽生村の百姓金五郎」。『役者遊眼合』に芝翫評「山名持豊役羽生村金五郎役御病気にて二役とも馬十丈代り役」、大谷馬十評「伊達に芝翫丈の代り役対受場ハたいくつ場じやさてまた金五郎が累をおだてる場もしつこ過てわるかつた」とあり。