歌川芳滝: 「帰燕芦のながめ」 - 演劇博物館デジタル

絵師: 歌川芳滝

作品名: 「帰燕芦のながめ」

日付: 1862

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情報源: 演劇博物館デジタル
浮世絵(全 46,279 件)を表示...

画題等:

画中「一 御町中御旦那様益御機嫌克御座被遊恐悦至極ニ奉存候随而私義御当所ニ而生立別而御ヒイキ厚ク御取立ニ預リ候段難有御礼申上候然ル処十ヶ年以前無拠訳柄ニ而直様帰国之心構ヘニ而江戸表ヘ罷下リ候所江戸表も御存じの通リ役者衆中一向少クなくそれ故無余義引留られ御目見ヘ延引之段奉恐入候彼地ニ而も御ヒイキ御取立ニ預リ候へども何分故郷ぼうじがたく只御旦那様がたの御尊顔を拝し度明暮神仏をいのりしかひ有て此度御当所より御呼寄ニ預リ候段冥加至極只なつかしき花の浪花ヘ帰り咲も全く御ヒイキの御余光ありがたく幼年より御取立ニ預リ事骨随ニ徴し片時も忘れがたく別段御詫申上候ハ不調法の私義江戸表ニ而座頭を相勤名も片岡仁左衛門ト改名仕此義も再三辞退仕候得共無余義事ニ而改名仕候中/\未熟之私義座頭之義恐入候猶私忰我当義出立之砌は幼少ニ而別段目通リも不仕此度同道ニ而帰国仕候間是迚も私同様ニ御ヒイキ御取立之程願上候何分帰国次第乗込ニ而御目見仕候来二ノ替リ角の芝居へ出勤仕候節は是迄之御ヒイキ之ため/\を一途ニ御取立被下初日より永当/\御見物之程幾久しく奉希可候已上」とあり。

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