絵師: 歌川国芳
作品名: 「下男三助 狸の角兵衛 是ヲ舟頭伊豆屋の次郎 実は久上のぜんじ 市川海老蔵」
日付: 1836
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情報源:
演劇博物館デジタル
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画題等:
評判記海老蔵評に「春は市村座ニ而八犬伝の所無拠義理合有て森田座へ御出勤ニ而古人金井氏の残されし忠臣蔵菅原曽我の三つ組盃をぞうほ被致(中略)当狂言三つ組とも一つ/\に筋分り評宜しといへども赤坂辺并ニ隣町類焼ニ而不入は残念で厶り升た」とある。海老蔵が市村座で菊五郎と揉めたために森田座へ鞍替えした直後の興行、寛政3「筆始いろは曽我」の焼き直し作で、筋立ては良かったが不入りであったという。本図の役名は辻とほぼ一致し、役割・絵本とは異なるため、予定稿と考えられる。辻の配役情報と、海老蔵・半四郎の両者が七段目もどきに手紙を読む、という事前情報があったものでもあろうか。この場面については、国貞に、より上演に近い図と思われる作例あり(G