絵師: 歌川国貞
作品名: 「春藤次兵衛 尾上梅幸」
日付: 1815
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情報源:
演劇博物館デジタル
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画題等:
「市蔵改鰕十郎」とあることから、鰕十郎に改名する年で、歌右衛門とともに江戸に出勤しているのは文化12年の中村座と断定できる。非人の仇討でよく描かれるのは、参考図100-6406などにみられる春藤次郎右衛門が竹杖に青江下坂二ツ胴を仕込んでいるのを明かす場面であるが、本図はその後の展開で、次郎右衛門が宇多右衛門に寝込みを襲われるところを描いたものであろう。絵本では四幕目に該当するが、そこでは梅幸演じる治兵衛は出演していない。原作では弟の新七が介抱するという設定になっており、本来なら伝蔵演じる新七が描かれるはずである。予定稿の段階で版行されたものか。 梅幸演じる治兵衛が登場するのは、絵本では二幕目。参考図:N050-001-02